2015年6月26日金曜日

それはとても感覚的なものなのかもしれない

しかし時に哲学的に語りたくもなり

ただそのものとして語ることなくありたくもあり

色とりどりに浮かぶ花びらを

一枚一枚集めて繕ったドレスには

ただ美しさと儚さがあり

命というものそのものを問う

うーん

今日の風は強い

体がぎゅっとなった

どんなに小さなことにも感謝を


それだけで充分だなあ


今日もどこかに生きるあなたへ



あいしています

2015年6月24日水曜日

昨日は海で過ごした


加計呂麻島の5マイルからやってきたなぎが

波打ち際に私を呼んだ

「なめてごらん」

人差し指で波をすくいぺろりとなめた

いつもの味の海の味

「5マイルとおなじ味。きっと繋がっているんだね。」

と、なぎが言った。


当たり前のことにハッとした。


ひとりになって、海に入った。

頭の中にいろんな想いが浮かんで

その度に波が呼応した


おっきな流木に座って

ひたすらにギターをかき鳴らした


その音もまた

心のうちと響き合っていた


砂浜に寝転んで

砂の熱と風の冷たさと波の音に身を委ねた


愛することは

とても簡単なことだとか

そんなことばかり考えていた


魚がはねた


何もカテゴライズする必要なんてない


生まれたものはありのままが一番美しい


沈みゆく夕陽と

紫陽花の花を一輪波打ち際に据え

沖縄のことを想った

歌おうと踊ろうと思っていたけれど

私は砂浜の上を右回りに旋回した

バランスを崩し倒れ落ちた砂浜にて

大好きな人の言葉を思い出した

「祈りはつくられるものではない」

歌うことも踊ることもやめて

砂を空にむかってほうり投げた

爆撃を想った


家に帰り携帯電話をはふと持ち上げたら

なぜか「平和の琉歌」の歌詞のページが開かれていた

テレビに爆撃に怯え震える子供が映し出されていた

私は祈ることのできない心のままに歌った


カオスの中にある光は

確かに輝いている

小さく揺らぎながら

揺るぐことなく