立春を迎えて。
家を出たらば春の匂い。
水を汲みに柏崎の谷根へ。
この時期に珍しい青空。
「詩人 山之口獏を歌う」を聴きながら。
雪解けの谷根の水は勢いよく。
この水は一体いつ、この地に降ったのだろう。
思いをはせることで、繋がれる気がした。
帰りにいつもとは反対方向から柏崎刈羽原発に挨拶。
石地の海で敦子と久々にお喋りをして。
カモメが一羽。
二羽。
親子のようだった。
茜色の空に透ける白い羽がとても綺麗だった。
日が暮れて、「有難い」について話をしていたら。
水平線の上に眩い光。
ん?
船じゃない。
あれっ。
2つになった。
何だろうね、と話していたら。
ポワッと1つ光が消えた。
んんん?
あっ!
違う所にまた出た!
おー。
弄ぶように、消えては現れる光。
見入っているうちに辺りはすっかり夜の闇の中。
きっと宇宙からの人だったんだろう。
冷え切った体を携えて、雪割草の湯。
UFOのことなんてすっかり忘れてポロポロ喋って。
おせんべ食べながら帰りました。
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